ピアノを弾くと脳のはたらきが良くなる③
先日NHKヘウレーカでの放送で、興味深い内容がありました。第3弾です。
通常ピアノは、右手と左手が全く違う動きをします。大変細かい動きです。
他の動作では、なかなかピアノほど、指先一本一本を別々に使う動きはあまりないと思います。
右手は左脳、左手は右脳を使って動かします。両手でピアノを弾くと、左右の脳の司令が混線します。
そして脳のほぼ真ん中にある「脳梁」を通して司令を出す?そうで、その司令が脳梁から漏れてしまい、手の動きが、どちらかに、つられるらしい、、そのようなお話でした。そうなんだ!
でも、ピアノを練習するにつれ、脳梁が大きくなるそうです!!
脳梁が太いと、情報処理能力が上がるので、両手で違うことを弾いても、司令が混線せずに、演奏ができるそうです。
そして、小さい時からトレーニングすると、脳梁は太くなる、11歳頃まで太くなるそうです。
でも、大人、それから高齢者になっても、ピアノ演奏で、脳梁が太くなることが、最近の研究でわかったそうです!!
大人になっても、脳には、伸びしろが残っていて、環境などに応じて、変わることができるそうです。
そうです!!
大人からでも、新しいことに挑戦し続けることで、脳は、変化し、色々なことに、一生涯楽しめるようになるのです。
大人の皆様、今からでも遅くはありません。ぜひ、ピアノを始めてみませんか?好きな曲で、楽しく、脳を活性化させましょう❗️
最後に…
ピアノの難点は、練習をしないダメである、ということですね。
番組最後は、究極的には、そんなに練習をしないでも良い世の中になると良い…え?どういうことでしょうか?
感性を豊かにする時間が、楽器演奏者には、もっと必要であるが、練習時間が、そのことを奪ってしまっている。
素敵なイメージがあっても、手が動かないからピアノをやらない、ではなく、そこをとっぱらえば、新たな表現が生まれるのではないか?今まで、聴いたことのない音楽表現を聴けるようになる時代が来ると良い。
音楽は、正解がないジャンルなので、もっと多様化し、ピアノを弾く人の表現が自由になって良いのでは?
という内容でしめくくりでした。
確かに、ピアノは練習しないと上手にはならない、ということは、周知の通りなんですが、でもその一方で、ピアノ演奏も、アート、と考えれば、ただ機会的に指を動かすだけだと、楽しくないし、音楽の世界は、広がらないですよね。
心、発想、感性、大事ですね。
自然に触れたり、本を読んだり、美術館に行ったり、映画を見たり、ナドナド、インプットの時間は、重要です。そこから、新しいピアノの表現のアイデアが生まれて来るわけですね。
私の教室でも、生徒さんが自分の感性と向き合う環境を作る手助けをしたい、と今回考えさせられました。
練習以外の根っこのところで、ピアノというアートを楽しめるようになっていただきたいし、私自身が感性を磨く時間を大切にしなくては!!と強く思いました。ともすれば、日々の雑用や忙しさに、忘れがちになってしまいます。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました😊
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